2016年5月21日土曜日

第14回特別講座「小満の頃、鈴なりの花にダンス!ダンス!ダンス! みつばち×蜜源植物」

第14回特別講座は、小満( 5月20日)に因み、5月14日に開催しました。小満とは、陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に天地に満ち始めること。ようやく暑くも加わってくる季節です。

今回の講座は、昨年10月に開催してご好評いただいた講座のシリーズ講座として開催。募集段階から大変多くのお問合せをいただき、なんと!キャンセル待ちが出る程に。多くの関心をいただいた講座の模様をレポートします。

講座会場は、港区立エコプラザ。(いつもお世話になっております)
エコプラザの落ち着いた雰囲気は、講座との相性がいいんですね〜。
いよいよ講座スタート。
いつもの様に、アースデイ大学代表の生姜塚からのブリーフィングから始まりました。
今回の受講者の大半は「親子」での参加です。
子供たちには「大学」にはまだまだ早い年齢ですが、講座への参加意欲は大人顔負けでしたよ。

ゲスト講師、一人目は佐々木さん。玉川大学名誉教授で「みつばちの第一人者」。とても判りやすい説明に、大人も子供も、グイグイ引き込まれていきました。

講座は、エコプラザを飛び出し、都心の蜜源植物探索に。
街中の蜜源植物のある場所ある場所に立ち止まっては、佐々木先生の解説が始まります。正に「街全体が教室」です。
脇を電車が走り抜ける場所で!
高層ビル街で!
なんてことない交差点脇で!
街中を移動する姿も、絵になっていましたよ(ビートルズ風?)
初めて訪れる街には、新しい発見があって、ちょっと講座から「道草」することもあったり(笑)
このライブ感が、とても素敵でした。
そして、大人も子供も、発見したことを配布された講座特製ノートに、どんどん記録していく姿も微笑ましい!

そして、目的地である福祉プラザ「さくら川」に到着。
この建物の屋上で、みつばちが飼育されているんです!ここ、港区新橋のど真ん中です(驚)!
ここから、二人目のゲスト講師の高槻さんが登場。当ビルにある障害者支援施設の施設長でありながら、2012年からこの屋上で養蜂を始められた方です。
高槻さんの説明も、受講者の皆さんを「みつばちワールド」にグイグイ惹き込んでいきま
した。「蜂=刺す=怖い存在」の思い込みを、判りやすく解きほぐしてくれました。
ここでは2チームに分かれ、みつばち観察に。
最初に養蜂場に向かったチームは、白い防護服を着用。なんだか、宇宙探査に向かうみたい(笑)
そして、養蜂場へ。
スタッフの方が判りやすく、みつばちの生態を説明してくれます。みつばちが体の周りをブンブン飛び廻るのですが、攻撃してくる様子はありません。
この巣箱の中で、一つの社会が成り立っているのが、不思議な感じです。
そして、なんだか愛着が湧いてきます。「みつばち、可愛い!」

一方、別のチームは、高槻さんからのみつばち講義。巣箱の中身や、様々な蜂の種類を学んだり。
そして、はちみつ試食に大盛り上がり。美味しい!美味しい!止まりませんね(笑)
養蜂見学はここで終了。
その後、エコプラザに戻り、講座は後半に突入。佐々木先生のみつばち講座がスタートしました。
今回は、なんと「デジタル顕微鏡」が登場!佐々木先生に特別に準備していただきました。この顕微鏡を使って、探索中に拾った植物や、みつばちの体の仕組みを観察。非常に勉強になりましたね。
この顕微鏡に、子供たちは大盛りあがり!顕微鏡の周りは、子供たちに占領される状況になりました(笑)。その気持ち、わかります。

3時間強の講座でしたが、あっという間に終了時間に。
ご参加いただきました皆様、ゲスト講師&スタッフの皆様、エコプラザの皆様、ありがとうございました。
大人も子供も、瞳をキラキラさせている姿が印象的でした。皆さん、都心の新しい魅力を発見できたのではないでしょうか。

今回の講座は、子供たちの参加が印象的でした。子供は「明日の地球」の象徴。その子供
たちが、かつて日本では当たり前にあった姿を、都心で再発見(新発見?)したと思います。そして、この講座で体感したことを通して、未来に何を想うのでしょうか?未来でどんなアクションを起こしているのでしょうか?そんなことを考えさせられる講座でもあったと思います。