新しい春到来と春告鳥が鳴くよ!(ホーホケキョ♪)
暦の上では「春近し」なのですが、当日の東京は、なんと「雪」!会場「ゆうど」の中庭もうっすら雪が積もり、、、
会場にはストーブが、、、
偶然とは言え、「冬を肌身で感じながら、春を想う」様な気分になりましたが、今回の講座内容を考えると、少し緊張感の出る「いい演出」になったかもしれませんね。
今回は正座スタイルでの講座。
いつもの様に、アースデイ大学についての説明からスタートしました。
第1部は「百人一首」講座。
ゲスト講師「日本かるた塾・塾長の倉田賢治さん」による講座です。
競技かるたは、知らないことばかり。かるたの説明を聞けば聞く程、その面白さに引込まれてしまいました。例えば、
・100枚並べない。半数50枚は並べず、空札(カラフダ)となり、詠むけれども、御手付き用となる。
・競技開始前15分間は暗記時間。開始2分前から、素振り開始。素振りとは、もの凄いスピードでかるたを取るアクションのこと。良くテレビで見るアクションですね。
・自陣の札がゼロになったら勝ち。敵陣の札を取ったら、自陣の札を敵陣の並べる。
等々…、ちょっとスポーツ感がありますね。
実際に、かるた塾の皆さんのデモンストレーションがありました。
すごーい早さです!
続いて、受講者の皆さんが競技かるたを体験。
3名1チームでのチーム戦。倉田さんのかるたを詠む声が響き渡る中、アットホームな雰囲気に包まれました。「外」は寒かったけど、会場は熱気に包まれましたね(笑)
第1部終了後の休憩時間では、講座にちなんだ和菓子「春告鳥(菓匠 菊屋)」と福茶を愉しんでいただきました。「和菓子がカワイイ」と受講者に感心いただきました。
続いて第2部「琵琶演奏」です。
ゲスト講師は「琵琶奏者の田原順子さん」。(演奏中は写真撮影不可の為、ご提供いただいた写真になります)
有名な平家物語「祇園精舎の鐘の声…」、他1曲を演奏いただきました。
受講者の皆さん、琵琶演奏にグイグイ引込まれていましたね。
初めて琵琶演奏を聞きましたが、あの迫力は凄いですね。田原さんが物語を詠みながら、琵琶での演奏が進みます。琵琶の音が、物語の「空気感」をとても饒舌に表現していて、激しさ・悲しさ等の感情がよく伝わってきました。琵琶の世界の奥深さを知る、貴重な体験ができました。
演奏後は、田原さんを囲んで、しばしの歓談。
ということで、あっという間に2時間が経過、受講者の皆さんは大変満足された様子でした。ご参加いただきました皆様、ゲスト講師の皆様、ありがとうございました。
日本には、まだまだ知らない「凄いこと」があります。かるたにしても、琵琶演奏にしても、テレビや本で接するだけの「イメージだけの存在」でしたが、実際に、その世界の達人に触れることは、その「凄さ」=日本古来からの日本人の叡智に触れることに繋がっているんだと想います。
そして、この「凄い」と想う発見(気付き)にこそ、これからの地球を、これからの日本を、より良くしているヒントがあるのではないでしょうか。
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